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IPOのための社内規程集9つの疑問

上場準備のための社内規程集の9つの疑問を解決します。

 

 

Q1.子会社の規程はすべて作成する必要はありますか?

A1.申請会社と同様の規程を全て作成する必要はありません。子会社の規程は業務に必要な主要なものだけ作成します。

 

 

Q2.申請会社がホールディングス(持株会社)の場合、どのような規程を作成すればいいですか?

A2.ホールディングスでの業務規程、グループで統一して運用するグループ規程、各子会社の業務に関する規程を作成します。

 

 

Q3.グループ規程とはどのようなものですか?

A3.グループで統一して運用する規程です。

   一例として「リスクマネジメント規程」「コンプライアンス規程」「内部通報規程」などがあります。

 

 

Q4.社内規程集は一般的にどの部門の所管になりますか?

A4.各規程は業務に係る部門が所管部門となり、社内規程集全体は、申請会社の総務部門が管理されることが多いです。

 

 

Q5.社内規程集はいつまでに作成して運用する必要がありますか?

A5.直前事業年度までに作成し、取締役会の承認を経て、規程の運用を開始する必要があります。

   社内規程の運用実績は最低1年間必要です。

 

 

Q6.直前事業年度で社内規程集の修正は可能でしょうか?

A6.運用の変更等により社内規程集の改訂が必要になった場合は、速やかに改訂を行い運用すれば問題ありません。

 

 

Q7.社内規程集と運用が少しぐらいずれていても大丈夫でしょうか?

A7.上場審査においては、社内規程集のとおり運用できていることが重要です。

   規程と運用が少しでもずれているのであれば、規程を修正するか、運用を改善するかをご検討ください。

 

 

Q8.社内規程集は修正の都度、取締役会の承認が必要でしょうか?

A8.社内規程集を修正した場合は、取締役会の承認が必要です。

   誤字脱字などの軽微な修正は、取締役会の承認の必要はありません。

   ただし、軽微な修正の承認について、規程に定めておく必要があります。

 

 

Q9.社内規程集は、外部委託した方がいいでしょうか?

A9.上場準備の社内規程集は、約60~80規程作成する必要があります。

   そのため、膨大な作業量から外部委託(IPOコンサル)も検討される会社様もあると思います。

   上場準備においては、社内規程集以外にも上場申請書類のⅠの部やⅡの部の作成やJ-SOXの導入など

   IPOコンサルを検討する機会があり、全てをIPOコンサルに委託すると想像以上に費用がかかります。

   社内規程集は、ひな形を入手できれば自社で作成することも可能です。

   社内でできることは、できる限り社内で対応されることをおすすめします。

文:内藤克之

IPOコンサルタント:内藤克之

内藤克之:プロフィール

IPOコンサルタント。株式会社ドウシシャ(東証プライム市場)勤務、上場準備、経理、財務に従事。上場準備支援の東洋ビジネスコンサルティング株式会社でマネージャーとして数十社の支援を行う。その後、窪田税理士事務所にてIPOコンサルティングに従事、当社設立に参画。支援先には、ベンチャー企業から大企業まであり。今までに延べ100社以上のコンサルティングを行う。IPO支援以外に上場企業の開示実務支援も行っている。

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